観察学習
出典: Jinkawiki
カナダの心理学者バンデューラは、社会学習理論(モデリングによる学習)を提唱し、学習が他者の行動を観察することによっても成り立つことを実証した。
他の動物とは異なり、社会の中で成長していく人間は、他者の行動に関心を示し、同じように行動を身につけていく。
観察学習では直接報酬やバツを与えられなくても、モデルとなる他者が報酬やバツを与えているのを見たものが、その行動を学習することが可能でありこれを代理強化という。
バンデューラは幼児の攻撃行動がモデリングによって学習される過程を、幼稚園児を対象にぼぼ人形という風船のような人形を使った実験で明らかにしている。
まず幼児を2つのグループに分け、1つのグループには一人の大人がぼぼ人形に対して悪態をついたり頭を殴っているところを見せた。もう一方は乱暴せずに遊んでいる様子を見せた。
その後、子どもたちに一人ずつにぼぼ人形で遊んでもらうと前のグループの子どもたちは大人の攻撃行動を模倣するという結果がでた。また別の実験では、暴力行使をしたものが罰せられると、攻撃行動は減っている。
参考文献
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ハンドル名 takuya0825