足利市
出典: Jinkawiki
1.面積177.68平方キロ
2.場所・構成
足利市は県の南西端に位置する。市域北部には足尾山系南緑部が迫り、仙人ヶ岳を最高所とする山地と山裾の平地で、東南流する渡良瀬川以南は関東平野の北縁部である。北東は田沼町、東は佐野市、南は群馬県の館林市・邑楽郡邑楽町、南西は太田市、北西は桐生市。北部山地より小俣川・松田川・田島川・名草川などが流れ出し、田島川・名草川を合流する袋川、南端の県境付近を蛇行する矢場川、東端の旗川などすべて渡良瀬川に合流する。南部を国道50号バイパスが走っており、それから分れる国道293号は東の越床峠を経て佐野市北西部に至る。渡良瀬川を挟んで北の市街にJR両毛線、足利駅、南に東武伊勢崎線足利市駅がある。
3.遺跡
先土器時代の遺跡では大久保遺跡から剥片石器が発見され、平石遺跡から尖頭石器などが出土された。縄文草創期に入ると平石遺跡から土器や土偶が出土する。早期遺跡は入小屋遺跡・中の目遺跡・四大寺遺跡・菅田遺跡・西耕地遺跡など北部に多く、南部にも富士の腰遺跡・中日向遺跡などがある。中期の駒場遺跡からは大型土器や中の目遺跡からは大型石棒が出土された。後期遺跡は北南部に最も多く、高松遺跡では台地上に石囲炉をもった多くの平地住居跡群が確認された。
4.課題
足利市は少子化が進んでおり、事実廃校になりかけている学校や、合併している学校もある。これらをどう改善していくのか考える必要がある。
参考文献 栃木の地名 1998年8月25日(発) 下中直也(著) 株式会社 平凡社