非核三原則

出典: Jinkawiki

 「核兵器はつくらず、もたず、もちこませず」という原則で、日本の国是とされているもので1967年12月、沖縄返還問題に関連して、沖縄を含む日本への「核兵器もちこみ反対」の世論に押されて、当時の佐藤栄作内閣が国会で表明したもの。1971年には、この原則を確認する国会決議も採択され、以後、歴代の政府が国是として認めてきた。  日米安保条約の下で、日本に核兵器を持ち込まざるを得ない場合など、アメリカ軍の装備における重要な変更がなされる場合には、日米間で事前の協議を行うこととされている。しかし、アメリカ政府は一貫して、「核兵器の存在は肯定も否定もしない」という戦略をとっており、事前協議制度は完全に形骸化している。  核兵器を搭載するアメリカの艦船や軍用機が、日本に立ち寄る場合だけ核兵器をおろして来るということは考えにくく、日米核密約の存在が明らかにされたこともあり、非核三原則は空洞化している。したがって、非核三原則を法制化し、それを厳守させることが重要になっている。


参考文献 用語集倫理       地理ハンドブック

参考URL http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/hikakusanngennsoku.htm


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