アメリカの人種差別3

出典: Jinkawiki

目次

ローザ・パークス事件

1955年、ローザ・パークスは仕事を終えて帰宅するため市営バスに乗車した。東女の市営バスでは昔ながらの人種差別が行われていた。それぞれ異なるが、基本的には前方10列が白人で後方の26列が黒人用となっていた。ローザ・パークスはその時白人優先席に座っていた。運転手が、後から乗車してきた白人のために席を空けるよう言ったが、ローザ・パークスはこれに従わなかった。運転手は警察に通報し、ローザ・パークスは白人優先席を空けるよう指示したが、従わなかったという理由で逮捕された。このことを知ったエドガー・ニクソンはキング牧師にボイコット運動の組織化を持ちかけた。キング牧師がボイコット運動を呼び掛けると、たくさんの市民が参加した。

ヘッドスタート計画

当時のアメリカ大統領、ジョンソンの「貧困との戦い」キャンペーンの一つで、一人ひとりの能力は人種の違いによるものではなく、育ってきた環境や貧富の差などにより、十分な教育を受けられているかどうかということで、どんな環境に置かれた子供でも等しく教育を受けられるようにするために実施されたプログラムのこと。こうした背景によって、セサミストリートという番組が生まれた。そのため、算数の基礎や読み書き、「様々な分野の人物」と出会い、学ぶというコーナーも設けられている。

アファーマティブ・アクション

過去における社会的、または構造的な差別によって今日に不利益を受けている集団を助けるために、一定の範囲で特別な機会を与えることにより、機会均等を実現することを目的とした措置のこと。アメリカでは告示にゃラテン系の平均の学力が低く、進学率が低いことから、大学においてある一定の確保が行われている。


参考

「ヘッドスタート計画」研究ー教育と福祉 学文社 添田久美子著

ポジティブ・アクションの可能性 ナカニシヤ出版 田村哲樹、金井篤子[編]


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