ハングル

出典: Jinkawiki

 朝鮮語で「大いなる文字」という意味を指す。 ハングルは1443年(この頃日本は室町時代、1449年には足利善政が第8代将軍となる。)、李朝第4代世宗の命で識字率向上のため分かりやすい文字をと作られ、1446年「訓民正音」の名で公布される。 しかし実際のところ朝鮮朝末期まで識字率は非常に低い水準で留まっていた。 また公文書などに使用される文字は漢字・漢語が正式な言語として用いられ、ハングルはオンムンと呼ばれ蔑まれていた<ref name="ex2">http://mk-iccs.cool.ne.jp/hangul.htm</ref>。 そして李朝第10代王燕山君は1504年にハングルの教育・学習を禁止し、所蔵していたハングル文書を焼却した<ref name="ex1">http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CF%A5%F3%A5%B0%A5%EB</ref>。  また最初にハングルの普及を真剣に考えたのは福沢諭吉で、彼の弟子の作ったハングルの活字が近代ハングルの原点となっている<ref name="ex1"/>。  その後、朝鮮語が表記文字の地位を獲得したのは朝鮮総督府(1910年設立の日本の挑戦支配の最高機関“山川出版、世界史B用語集より引用”)による朝鮮統治以降。 加えて、ハングルという呼称は1913年に国語学者である周時経が名付けたと言われている<ref name="ex4">http://www.nihontech.com/hangul.html</ref>。  そして北朝鮮および大韓民国が、ハングルの使用の徹底と漢字の使用を原則廃止して今に至る。


== ハングルの特徴 == 

 韓国朝鮮で用いられる表記文字。 母音と子音を組み合わせて一つの音を表す。母音は「基本母音」が10個、それらを複合して作る「複合母音」が11個である。子音も「平音(普通の発音<ref name="ex3">http://www.konest.com/data/study_korean_detail.html?no=119</ref> )」「激音(息を強く吐き出す有気音<ref name="ex3"/)」「濃音(息を吐き出さず、喉を緊張させて絞り出すようにして作る音<ref name="ex3"/>)」の3種類で19個である<ref name="ex1"/>。  1字が1音節をあらわし、それぞれの文字は母音または子音を表す字母を2個または3個組み合わせることによって構成される。  音節の構造は母音のみ、子音+母音、母音+子音、子音+母音+子音の4通りあり、子音+母音+子音の組み合わせ方はさらに3通りに分けられる。またこの内、母音の前の子音を「初音」、母音を「中音」、母音の後の子音を「終音」と呼ぶ <ref name="ex4"/>。  もともとは訓民正音=民に正しい音を訓ずる(教える)ものと呼んでいた。そのためか漢字の音1つを1つの文字で書き示せる特徴がある<ref name="ex1"/>。  

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[[投稿者 ウメ]]


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