フォルクスホッホシューレ

出典: Jinkawiki

 フォルクスホッホシューレ(Volkshochschule)はドイツの継続教育・生涯学習機関のことで、”Volks”は「民衆・市民」、”Hochschule”は「大学」という意味。「民衆大学」や「市民大学」などと訳されている。ドイツ語を始めとするスペイン語や日本語などの語学クラスから、芸術や心理学・哲学・コンピュータ・料理・ヨガなどの幅広いクラスを受講できる。受講時間も毎日ある集中コースや夜間コース・週数回のコース・老人用アカデミークラスなどの幅広いコース選択が可能である。世界各国から生徒が集まり、一つのクラスにはさまざまな国や人種の人々が学びあっている。ここでは、その例の一つとして「フランクフルト・アム・マイン市民大学」(Volkshochschule Frankfurt am Main)について取り上げてみる。

  • フランクフルト・アム・マイン市民大学(Volkshochschule Frankfurt am Main)

 フランクフルト・アム・マイン市民大学は、ヘッセン州最大の市民大学で、140名のスタッフと約1200名の講師が年間約4500の講座を開き、5万人近くの生徒が受講している。諸団体や企業向けの講座や社内研修セミナーも実施しており、講座の分野は以下のような6つのテーマに分かれている。

社会

講座 : 歴史・政治・心理学・宗教・教育学・フランクフルトに関するセミナー・旅行・学習/記憶力トレーニング・異文化教育など。

文化

講座 : 芸術・文学・音楽・写真・造形講座(デッサン、絵画、石像彫刻、裁縫など)など。

健康

講座 : 様々な治療法・リラックス術・料理教室・スポーツ講座(水泳、体操、フィットネスなど)など。

外国語

講座 : ドイツ移住者のための外国語としてのドイツ語・英語・フランス語・スペイン語・イタリア語など。

職業

講座 : ビジネス業務やデータ処理技能(基礎、事務処理、CG・マルチメディア、インターネット、プログラミング、OS・ローカルネットワーク)・社会福祉や教育分野の職業のための講座や対策など。

特別講座

講座 : 読み書き講座・ハウプトシューレ(基幹学校)やレアールシューレ(実科学校)の卒業資格の取り直し対策・年配の市民や青少年向けの講座など。


参考:http://www.frankfurt.de/sixcms/detail.php?id=616809&_ffmpar%5B_id_inhalt%5D=617426


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