ベトナム戦争18

出典: Jinkawiki

ベトナム戦争

ベトナムの独立と統一をめぐる戦争。第二次世界大戦終了直後にインドシナ半島をめぐる戦争が始まった。その戦争は1954年のジュネーブにおけるインドシナ休戦協定で一応は終戦したため、平和な日々が戻るはずであったが、しかし1960年初頭にベトナム戦争が勃発し、その後15年にわたり続いたため平和な日々もつかの間であった。ベトナム戦争は1936年から3年間続いたスペイン内乱や、また、1950年から3年間続いた朝鮮戦争に似たいずれの側からも宣戦布告のない戦いであった。戦争勃発の原因は3つある。1つは、インドシナ戦争後の政府首相であるゴ・ジン・ジェム氏は自己の保身と利益のみを優先し、国家、国民の行末、生活向上についてほとんど関心を持たなかったため、このことが社会主義者・共産主義者につけいる隙を与えてしまい、反政府運動を拡大してしまったのである。つまり南ベトナム政府の無能である。2つめは、カトリック教徒と仏教徒のふたつの宗教の対立が一向におさまる気配をみせなかったことである。3つめは、北ベトナム労働党が真の目的を巧妙に隠しながら遠大な南開放、統一計画を計画し、実施したことによる。このように、勃発の日は確定できないが、終戦は1975年4月30日であり、その日に南ベトナム政府は降伏をしたのである。



参照 三省堂 大辞林http://www.weblio.jp/content/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E6%88%A6%E4%BA%89     わかりやすいベトナム戦争 著 三野正洋 光人社


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