六信五行

出典: Jinkawiki

六信五行 (ろくしんごぎょう)とはイスラム教において、啓典『クルアーン(コーラン)』に記されている信者のつとめのことである。
六信とは信じるべき六つのものを指し、アッラー(唯一神)、天使、啓典(コーラン)、預言者、来世、天命のことをいう。天使とはアッラーの手伝いをし、罪を犯さない存在である。啓典(コーラン)には信仰内容や信者のつとめだけでなく、道徳、政治、経済などの社会生活のあり方についても記してある。イスラム社会では宗教と世俗が分離されず、生活のすべてが宗教的営みとなっており、啓典は神の言葉としてイスラム教徒の全生活、全行動を規制している。来世とはこの世の生はかめそりであり、採集の審判とあの世の生活の存在を信じること、天命はアッラーの定めた運命のことである。
五行は行なうべき五つのことを指し、信仰告白(シャハーダ)、断食(サウム)、礼拝(サラー) 、巡礼(ハッジ)、喜捨((きしゃ)ザカート)のことをいう。信仰告白とは「アッラーの他に神はなし ムハンマドはその使徒なり」と唱えること、断食とはラマダンの月(イスラム太陽暦九月)に日中にものを食べないこと、また喫煙、香料、性行為なども経つことも含まれる。礼拝とは1日5回メッカの方向へ向かってアラビア語で祈ること、巡礼とは一生に一度はカーバ神殿に参拝すること、喜捨とは貧しい者への施しのことである。
これら「信(イーマーン)」と「行(イバーダー)」を完備した者のみがイスラム教徒(ムスリム)と呼ばれる。

参考・引用
http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/dic/islam.html
「新版 現代社会」実教出版
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