経験学習
出典: Jinkawiki
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経験主義とは
経験主義とは、その名の通り、教育の念頭として経験を置いたものであり、実際の経験を基に教育でその内容を豊かにしていく、生活経験を重視した教育方法である。
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メリットとデメリット
経験主義のメリットとしては、生徒自身の興味から学習することができるため、生徒の自主性が育成されることや生徒自身に飽きが来づらいということ、また自分自身で経験するため、それでしか得られない気づきに気がつくことが挙げられる。一方で短所としては、これといって体系化された教育方法がいまだ発達していないので学習者自身が自ら考えないといけないため、知識がつきにくいことが挙げられている。
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経験主義の歴史
経験主義はデューイによって発案されたものである。 日本では、戦前、経験主義はいきすぎた児童主体の教育方法であると考えられていた。そのため、戦後の日本ではそれを忌み嫌って系統主義を取り入れた。 しかし、系統主義が価値注入型の教育ではないかと問題になったため、改めて生徒自身の興味、生徒主導の方法を取り入れるべきだと考えるようになった。 しかしながら経験主義に対する「基礎学力を低下させる」という認識は強く残っていたため、経験主義、系統主義の両差を取り入れた学習方法をとるべきだと考えられた。 そのため現在では総合学習などの生徒主体となる授業方法も用いられている。