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出典: Jinkawiki
地球温暖化の誤情報地球温暖化の誤情報についての見解をまとめた資料をもとに、報道の問題を指摘してみよう。まず、氷河について。私たちがよくテレビで目にする氷河が解ける映像は氷河末端で大きな氷塊が水しぶきを上げて氷河湖や海に落ちるところを見せる。そのため私たち一般市民は、温室効果ガスによる地球温暖化のためと理解している。しかし、氷河は文字通り氷の河なので重みをもった氷は次第に河口へと移動する。したがってその末端で氷塊が崩れ落ちるのは当然のことである。つまりメディアは、温暖化現象についてよく知らない私たちに、あたかも温暖化による緊迫感のある危機的映像であるかのように報道しているのである。このことを科学者の間でサイエンス・フィクションと呼んでいる。サイエンス・フィクションとは科学的事実を使ったイマジネーションの物語である。氷河の流れは遅い。氷河の上流で降った雪が氷河の末端に氷塊として現れるのには数百年かかるものもあるといわれている。従って氷河はその期間の気候変動を積算したものを表す。そのため氷河が短期間後退していてもその期間の気候変動を表しているとは言えない。 また、北極海の海水の急速な縮小が大きな問題となっている。一般市民は北極海の氷は一枚板であると信じている。しかし、実は氷は一枚板ではなく、多年表などの氷群である。さらに氷は海流と風で大きく動くため、温室効果ガスによって融けたわけではない。冬には北極海は毎年完全に氷におおわれる。私たちはセンセーショナルな記事や事件を好む性質があるため、研究者の発表でも深刻だと思われるほうを一方的にほうどうする。そのため私たちが得ている情報は極めて一方的な見解なものが多い。つまり、地球温暖化の影響には科学的にいまだ解明することのできていない自然変動が大きくかかわっているということがわさ
参考文献:正しく知る地球温暖化:赤祖父俊一著:誠文堂新光社:2008年7月7日発行
ハンドルネーム:ブンキョー