HIV/エイズ
出典: Jinkawiki
エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こる病気で、感染すると身体を病気から守る免疫系が破壊されて、身体の抵抗力が低下し、様々な感染症や悪性腫瘍にかかってしまうものである。
発展途上国では爆発的なHIV/エイズの広まりが大きな問題になっている。
HIVに感染してもすぐ発病することはない。無症状の潜伏期間が1~2年、10年以上続くうちに免疫機能が徐々に低下し、様々な感染症にかかりやすくなる。だが、エイズ=死ぬということはない。
感染しても薬を飲みつづければ、発病までの時間をかなりのばすことができる。 しかし、薬は高額で、発展途上国ではほとんどの人が手に入れることができない。そのために発展途上国の人は非常に短い期間でエイズを発症し、発病後も薬を飲めず、ひどい苦しみの中、早く亡くなってしまう。 その解決策として、ユニセフと世界銀行は、安いお金でエイズ治療薬を手にいれられるようにする取り組みをはじめることになった。これが実現すると、これまで貧しくて薬を買えなかった人びとも、今の値段の半分以下で薬を手に入れることができるようになる。