ごみ問題2
出典: Jinkawiki
ごみ問題と現状
ゴミ問題とは、生活や産業において発生した廃棄物(一般廃棄物や産業廃棄物)に関する問題の事を言う。このゴミが増えていることが問題ですが、今やこの「ゴミ問題」は、国をあげての問題となり、リサイクルや製造者責任などが叫ばれている。 人が生活していく中で、ゴミ(廃棄物)は必ず発生してしまうものですが、これらを焼却しても最終的には焼却灰が発生し、この灰を埋め立てる場所(最終処分場)が必要となることも問題となっている。 そして、最終処分場に運び込まれる廃棄物の中には、貴金属やダイオキシン類などの有害物質が含まれる物もあり、このような有害性の高い廃棄物については特別管理廃棄物に区分される。しかし、有害物質が拡散する問題が各地で発生するなどの問題も発生している。 また、最終処分場の確保については各自治体にとっても、大きな問題となっていますが、水源地に近い山間部に最終処分場が設置されていることが多く、水資源への汚染を恐れる市民などから、新設反対や既設改善運動が頻繁に起きている。
対策
REFUSEとREDUCE (やめる、減らす)
スーパーでのばら売りゴミは企業責任であり、すべての生産物を最終処分しなければならない。 そのため、企業はゴミになるものは作らず、売らなくなる。 また、市民にもゴミに責任があり、ゴミの量に応じて処理代を払わなければならない。 そのため、市民がゴミになるものを持ち帰らず、買わなくなる。 その結果、野菜や卵はスーパーでもバラ売りがあたりまえになっている。 買い物袋を持って買い物に行くのもあたりまえです。 処理費用はごみのかさに応じて直接負担となるため、減量に向けた意識を持ちやすいのだ。
REUSE(再使用)
たとえば、ペットボトルは使い捨てでなく、何度も再使用している。 店やスーパーでペットボトルを回収して、メーカーが中身を詰めて販売するシステムが確立している。 さらにペットボトルも減少し、ビンが主流になっている。 シャンプーなども容器を持っていくと中身だけ量り売りをしてくれるお店もある。
RECYCLE(リサイクル)
ほかの3つのRでゴミを減らすことが、大前提で最後の方法がリサイクルだ。 日本では、大量生産・大量消費・大量廃棄・リサイクルですので、このままではゴミは減らない。また、リサイクルするための過程で大量のエネルギーを消費する。再生品をつくるよりも、再使用やリサイクルすべきごみを減らすことが最善なのである。
デポジット制
最近、耳にすることが多くなってきた、企業責任と消費者責任をつなぐ方法のひとつ、預かり金(デポジット)システムだ。商品を買うときに一定のデポジットが徴収され、使用後、お店に持っていくときにデポジットを返してくれるシステム。少し昔の例では、ジュースのビンに 10~30円上乗せして、お店に空き瓶を持っていくとビン代が返金されたシステムだ。 環境先進国では、ペットボトル、ビン、缶等の飲料容器だけでなく、クルマ、家電品、蛍光灯、電池などにも導入されている。 一例として、冷蔵庫を廃棄した場合、日本ではデポジットが含まれていないため、処分代に4千円取られ、不法投棄が増える原因となっている。 反対に、オーストリアなどでは廃棄時にデポジットのおよそ1万円が戻ってきますので、不法投棄は減る仕組みなのである。
例えば、無駄なものを買わずに本当に必要なものを買う・紙袋や本のカバーなど過剰な包装は断り、買い物袋を持っていく・使い捨ての物や食品トレイ、パックなどのプラスチックのものを避ける・再生品や繰り返し使えるもの、長く使えるものを買うなど身近にはできることがたくさんある。自分たちが心がけて対策をすることが大切だと言えるだろう。
参考文献
ゴミ問題とはhttp://first.dot-two.com/
5分でわかるごみ問題|環境問題を知ろう|NPO法人ネットワーク『地球村』http://www.chikyumura.org/environmental/earth_problem/waste_problem.html
SC