ごみ問題7

出典: Jinkawiki

ごみ問題について

 様々な環境問題があるが、ごみ問題もとても深刻になってきている。経済発展レベルによって抱えているごみ問題は異なる。開発途上国では、ごみの収集が行われずに廃棄したままになっていることも多く、衛生面でも大きな問題となっていた。また、ごみの収集はするものの、そのまま埋めるだけの場合もある。その次のステップとして、先進国でも行われている、ごみを焼却してから埋めることでごみの量を減らす方法がある。さらに進むと、ごみの再資源化が徹底される。しかし、特に急に開発や経済が発展している国などでは、大量のごみに対してごみの処理レベルが追い付いていない。また、プラスチックなど自然に分解されないごみが放置されていると、有害物質が発生したり、火事のもとになったりすることもある。

世界の取り組み

 北欧の国は、ごみ処理に対して制度が進んでいる。スウェーデンでは、エコシティ地区が作られていて、そこにはごみ収集専門のシステムが整えられている。生ごみと下水汚泥を原料としたバイオガスを燃料として使うことで、国民が出すごみの96%をリサイクルしている。学校教育でも、熱心に環境問題に取り組んでいる。アメリカのサンフランシスコでは、リデュース、リユース、リサイクル、ロットの4R'sを進めている。ロットとは、生ごみを肥料にして土に返す取り組みのことである。ドイツのハノーファーでは、ごみをつくらない、デポジット制が取り入れられている。ものを売るときに容器代も含めて売り、容器を返せば容器分の代金が返ってくる仕組みである。

日本の取り組み

 日本のごみの埋め立て問題やプラスチックなどの環境問題の解決のため、企業がしている取り組みがある。食品メーカーなどでは、リサイクルされた再生プラスチックを利用し、プラスチックごみの削減や環境保護を目指している。衣料品店では、着なくなった衣類を積極的にリユースやリサイクルする取り組みがされている。また、プラスチックストローの廃止や、レジ袋の規制、有料化によって、プラスチックごみの削減対策に取り組んでいる。コンビニやスーパーでは、食べ物の廃棄も減らすために製法や包装を変えて、消費期限の延長を可能にしている。こうした国や企業の取り組みに加え、私たち一人一人の意識で、ごみを減らすことが可能になるだろう。

<参考文献>  gooddo 「世界のごみ問題に必要な対策は?世界の国々の対策を知ろう」   https://gooddo.jp/magazine/sustainable-consumption...  「環境問題の中でも特に深刻で身近なゴミ問題 最終処分場残余年数20年をすぎると起こる問題6つ」   https://22nd-century.jp/environment-issues/japan-waste...

ハンドルネーム 山の神


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