ななめドラム洗濯乾燥機

出典: Jinkawiki

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ななめドラム洗濯乾燥機

ななめドラム洗濯乾燥機は、少ない水で洗剤をとかして、洗濯物を落下させてたたきつけて洗う。従来のたて型洗濯機にくらべて洗濯液の洗剤濃度が高いため、皮脂汚れをよく落とす。2012年9月に発売されたパナソニックの最新型ななめドラム洗濯乾燥機の場合、洗濯槽の水を循環させて、洗濯槽の前方7方向から洗濯物に水を浴びせる。さらにドラムの回転速度や回転方向を自動的にかえて、3種類の洗い方で洗濯物を洗う。最新機種は乾燥する能力も高い。パナソニックはヒートポンプ式の乾燥装置を搭載させている。ヒートポンプとは冷媒に加える圧力を変化させて、ものを効率よく冷やしたり温めたりする方法である。洗濯槽の湿った空気をヒートポンプ式乾燥装置にみちびき、まず冷やして結露させて除湿し、その後温めて洗濯槽に戻す。同機種の場合、6キログラムの衣類を洗濯して乾燥までおこなう場合、洗濯に約30分、乾燥に約130分かかり、消費電力量は約650ワット/時(電気代にすると約15円)である。

ステンレス製ドラム(洗濯槽内槽)

ドラムの内側にらせん状に凹凸をつけて、こすり洗いの効果を高めている。脱水用の穴は、早く脱水できるように、凹凸のくぼみにあけられている。また脱水した水で洗濯槽外槽がまんべんなく洗われるように穴を配置してあるため、洗濯槽外槽に汚れがつきにくい。

洗剤柔軟剤入れ

洗濯一回分の洗剤を入れる。分量は、洗濯物の量に応じて洗濯機が教えてくれる。

給水口

水道水給水口から水道水が給水でき、風呂水吸水ポンプから風呂の残り湯(風呂水)を給水できる。給水された水は洗剤・柔軟剤入れを通って、注水ホースから洗濯槽へ注がれる。

ヒートポンプユニット

洗った洗濯物を乾燥させるときに、洗濯槽の湿った空気を乾燥させ温める装置。まず、洗濯槽の湿った空気を冷却器で冷却して、空気中の水分を結露させ除湿し乾燥させる。その後乾燥した空気を加熱器で温めて、洗濯槽に戻す。冷却器では、気体と液体が混在した二相状態の冷媒が管を移動する。冷媒が蒸発する際に周囲から熱を奪うことで、冷却器が冷却される。

参考文献

「ななめドラム洗濯機 ラインナップ Panasonic」(http://panasonic.jp/wash/lineup/) 「パナソニックがついに本気を出した!?新型ななめドラムNA ...」(http://siromonoblog.com/?p=185) 「Newton 宇宙はほんとうに無から生まれたのか」(編集人 水谷仁)

ハンドルネーム マル


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