アイヌ民族3

出典: Jinkawiki

目次

概要

  アイヌ民族とは北海道、樺太、千島列島の先住民族である。本土の所謂大和民族(以下和人)とは別の文化の文化を持ち生活を営んでいた。 またアイヌという呼称はアニミズムにおける神に対する人間を意味する言葉である。

アイヌ民族について

・アイヌ民族がどこから来たかは諸説あるが一説には日本に稲作が広まったときに現在の東北、北海道には気候の関係で広まらず縄文時代が続い た結果、蝦夷と呼ばれる人々が現れ、東北の蝦夷は大和朝廷によって同化されたが、同化されずにいた北海道以北の蝦夷がアイヌの祖先である といわれている。 ・アイヌはアニミズム信仰である。 ・食は稲作が広まらなかった為に魚、その他の動物や植物が主であった。魚の中でも鮭は重要なものであった。しかし鮭の捕獲は開拓使によって 禁止されてしまった過去がある。 ・日本語とは異なる独自の言語がつかわれていたが文字は持たなかった。 ・女性は口の周りに入れ墨を入れる風習があった。 ・明治時代以降は同化がすすんだが、国連において「先住民の権利に関する国際連合宣言」が日本も賛成するかたちで採択されたことにより、国 際社会、また日本国内においてアイヌ民族の存在と文化が見直されている。

文様

・アイヌ民族の文様は独特であるが、中心から外側に広がっていくようなイメージは北方民族に共通するものである。 ・服の袖などから邪気が入ると信じられており袖などに魔除けとして文様が刺繍された。

 生活用品

・独自の生活用品のほかに和人との貿易で手に入れた漆器なども用いた。 ・衣類は植物から作られたものと動物から作られたものが主であり、また蝦夷錦と呼ばれる大陸との貿易により得られたものも用いられた。

伝説

・アイヌ民族の居住以前にはコロポックルという小人が居たという伝説が残されている。

参考文献

『アイヌ民族の軌跡』山川出版社

アイヌ民族博物館 監修 『アイヌ文化の基礎知識』草風館

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