アジア・太平洋水サミット
出典: Jinkawiki
アジア・太平洋サミット
概要
「アジア・太平洋サミット」は、アジア・太平洋地域の水問題の解決に向けて、アジア・太平洋地域の各国首脳及び国際機関代表等が参加し、幅広い視点で議論を行う国際会議である。
アジア・太平洋地域の水問題
アジア・太平洋地域で安全な飲料水にアクセスできない人は7億人(世界の60%以上)、基本的な衛生設備を利用できてない人は19億人(世界の約80%)であり、どちらも世界の大半をしめている。アジア地域では全水利用のうち80%以上が農業用水となっている。また、途上国で栄養状態が不十分な人は8億人以上でその60%以上をアジア・太平洋地域が占めている。
アジア・太平洋フォーラムの活動
「アジア・太平洋フォーラム」は、このような深刻なアジア・太平洋地域の水問題に対して、アジア・太平洋で生きる人々が情報を交換し、英知を集め、各国が着実なインフラ整備とキャパシティビルディングを行えるように支援する活動を行っている。3つの優先テーマを掲げている。水インフラと人材育成・水関連災害管理・発展と生態系のための水である。そして1.水に関する知識の集約と発信のネットワーク構築、人材育成の支援と調整、水政策立案のための手法・知識の提供2.各地の経験と知識の交流・学習の支援、市民のコミュニティージェンダー・若者への啓発、多様性を持つ各地域の協力の推進3.地域における水問題の重要性の浸透、国内における水啓発の支援、地域における水賞の授与4.官民による投資活動のモニタリング、投資の変化と動向のモニタリング、ミレニアム開発目標達成状況のモニタリング5.相互対話型のウェブサイトの運営、執行審議会の支援、アジア・太平洋水サミットの開催の5つの主要な活動の柱を掲げている。
参考文献
第一回アジア・太平洋サミット http://kitchom.ed.oita-u.ac.jp/