アパルトヘイト6

出典: Jinkawiki

アパルトヘイト6


目次

概要

南アフリカ政府が1990年代まで行っていた黒人差別、人種隔離制度のこと。全人口の7%に過ぎない白人を優遇し,

大多数の有色人種を徹底的に差別をした。そのことで白人に優越感に浸らせることによって国の治安を維持していた。


アパルトヘイトが行われた歴史的背景

南アフリカは南緯25度付近にありヨーロッパの気候に近く、暮らしやすかった。そこに目を付けた英国人が次々と入植を始めて、 もともと南アフリカを植民地として開拓していたオランダとの対立が起こるようになった。

1860年代に入ると、南アフリカで金とダイヤモンドの鉱脈が見つかった。これが呼び水となってしまいいわゆるゴールドラッシュが起きて 一攫千金を狙った英国人らが南アフリカに殺到した。この利権を巡り英国とオランダの間で戦争(南ア戦争etc.)が勃発し白人同士が多くの血を流す事態となる。

戦争は英国の勝利で終わるが、やがて手を結んだ白人たちは非白人(黒人)へ矛先を向けた。1911年に制定された「鉱山・労働法」を手始めに南ア政府は法律による 人種差別を次々と推し進めることとなった。


具体的に行われた差別行為

・ホテル、列車、レストラン、バス、公園、公衆トイレetc.の公共施設はすべて白人専用と白人以外専用に区別された。白人専用の場所と定められた場所に立ち入った黒人は違法となり速攻逮捕されてしまっていた。

・人種ごとに住む地域が決められていた。特に黒人は産業地盤の乏しい限られた地域に押し込められ白人社会では、安価な労働力としかかみなされなかった。

・人種が異なる男女が結婚することが禁止されていた。その場合罰せられるのは黒人のみ。


アパルトヘイトの現在

1994年に初の黒人大統領の、ネルソン・マンデラ氏が就任してアパルトヘイトは廃止され南アフリカにはないものとされているが 今も差別を続ける人は多く存在している。


参考資料

[1]

[2]


HN. 熊


  人間科学大事典

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