アフガン戦争11
出典: Jinkawiki
朝鮮戦争は第二次世界大戦後に行われた戦争である。ポツダム宣言を受諾した日本は朝鮮半島の統治権を放棄することとなった。その後、すぐに朝鮮建国準備委員会が立ち上げられ、朝鮮民主主義人民共和国として建国宣言がなされる。そして独立に向かった準備が進んでいくこととなる。しかしながら、連合軍はこのことを認めず、北緯36度を境とし、南をアメリカ、北をソ連という形で占領することとなる。これを分割領という。この占領の後、南北統一された独立を模索するものの、米ソの冷戦、イデオロギーの対立に巻き込まれ、独立の機会を逃す。北部を占領していたソ連が抗日パルチザンを重用することで北部へと影響力を強めると、これに対してアメリカなどが反発する。また、半島南部で南部を独立すべしという動きがあったことなどから、1948年8月15日に大韓民国が成立し、その直後の9月9日には、朝鮮民主主義人民共和国が成立したことで2国に分かれる事で独立することとなった。その二年後の1950年に北朝鮮軍は韓国へと奇襲を仕掛ける。数日後にソウルを陥落させるなど、北朝鮮の攻撃は続いていった。事態を重く見たアメリカを中心とした自由主義諸国は、国連軍を結成。韓国側へと回った。準備不足から国連軍は苦戦を強いられたが、仁川上陸作戦を機に反撃に転じ、主要都市を次々と奪還するなどしてついに10月末には、中朝国境まで、ラインを引き上げることに成功した。これで南北統一がなされるかと思われたが、そこで中国が参戦し、北朝鮮側の支援にまわった。その後の攻防では一進一退が続くこととなり北緯38度線での膠着状態に陥った。そこで休戦協定の話し合いが設けられ、1953年7月27年に協定が成立した。現在もこの協定は継続中のものである。
参考文献
三野正洋 (1999) 『朝鮮戦争』 光人社
神谷不二 (1990) 『朝鮮戦争―米中対決の原形』 中央公論社