アフガン戦争14

出典: Jinkawiki

概要 

アフガニスタンは、西アジア・中東・中央アジアなどの地域の中間域に位置する。古代から文明の交流と衝突の地であった。中でも近代以降は欧米の思惑が絡んだ様々な戦争や紛争が起こり、現在でも政情不安が続いている。 19世紀から20世紀初頭にかけての戦いは「戦争」で、20世紀後半から21世紀にかけての戦いは「紛争」と分けられている。 2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロによって、アフガニスタンはようやく世界の注目を浴びるようになった。ようやくという意味は、以前から国際テロリストがアフガニスタンにかくまわれていることは認識されていたが、実際の対応が遅れていたことを指す。

アメリカとアフガン戦争 

2009年オバマ大統領は「核なき世界」に向けた国際社会への働きを評価されノーベル平和賞を受賞した。オバマ氏は大統領選に勝利するため、当時米国民の間で不人気だったイラク戦争を終結に向かう方針を示し国民からの支持を獲得した。イラク戦争はオバマ大統領にとって、とても重要な争点であったのだ。 しかし、アフガニスタンに対しては「必要による戦争」とし、戦う姿勢を示した。現在アメリカはトランプ政権だが、アフガン撤退の動きから増派へと新戦略を発表した。アフガニスタン情勢の悪化が背景に挙げられるが今後のアメリカの動きに注目が集まる。




遠藤 義雄 2002 「アフガン25年戦争」 平凡社


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  構成