アフリカの国旗
出典: Jinkawiki
アフリカの国旗
アフリカ大陸の国々は植民地支配を受けてきた。その中でも最初に独立したのはエチオピアである。そして独立時の国旗は緑・黄・赤の3色旗であった。(現在の国旗は1996年に中央に「ソロモンの星」が付け加えられている)この3色はその後、「アフリカの色」と呼ばれ、アフリカで独立した国がこの色を基調とした国旗を採用した。例えば、ギニアの国旗は3色を使ったストライプで、その配置を逆にしたものがマリである。その他にもカメルーン、コンゴ、ルワンダ、セネガル、ガーナなどが基調としている。
国によって少しずつ異なるが、それぞれの色に込められた意味は、緑は農業、黄色は天然資源、赤は独立を目指して闘争した人々の血を象徴していることが多いようだ。
国名や国旗から、その国や地域の歴史、背景を知ることができる。国旗の色やデザインにはその国の人々の思いが込められているように感じた。アフリカ以外の国も同様であろう。一度地図帳を開いてみてほしい。国旗から、思いがけない共通点や国と国との関係を知ることができると思う。
辻原康夫 2004「よくわかる国旗と国名由来図典」出窓社
小澤源太郎 2005「世界で一番おもしろい地図帳」青春出版社