アメリカの移民政策
出典: Jinkawiki
近年、中南米からの移民が増加しているが、それは1965年の移民法改正がきっかけだった。その法には離散家族の再結合という原則が含まれていたからだ。アメリカとメキシコの間には圧倒的な経済格差が存在するため、仕事を求める人々が越境してきた。そして、移民してアメリカ国籍を取得した人が申請すれば、その家族はアメリカ国籍を取得しやすくなるので、合法移民が増大した。また、出入国管理が厳格に実施されていない状況を利用して、不法移民も増大した。 今までにロナルド・レーガン大統領、ジョージ・W・ブッシュ大統領、バラク・オバマ大統領などが移民政策を取ってきたが、結果はうまくいかなかったり、見通しが立たないことが多かった。内容としては不法移民に合法的地位を与えたり、国境警備を強化したりと様々な試みをしたが、共和党が多数を占める下院での支持を得られず、失敗に終わった。 参考文献:アメリカ政治 制度・文化・歴史
西山隆行著