アメリカの領土拡大
出典: Jinkawiki
概要
独立戦争後のアメリカは東部の13州からなる「連合国家」でしかありませんでした。それが、最終的には北米大陸全域とハワイ、アラスカと広大な領土を保有するまでになります。どの過程は次のようなものでした。
・1803年 フランスからルイジアナを購入
当時、ナポレオンが政権をとったフランスでは戦争の準備にお金が必要でした。そのため、フランスは広大な植民地をアメリカに1500万ドルで売却したのです。
・1819年 フロリダをスペインから500万ドルで買収
・1845年 テキサス共和国を併合
テキサスにアメリカが人多く移民すると、アメリカ人たちはテキサスの統治に反感をもち、反乱するようになりました。これに対してテキサスを統治していたメキシコの独裁者サンタ・アナはアメリカ人が立てこもっていた「アラモ砦」を攻撃し、187人のアメリカ人全員を殺害します。この戦争の話を聞いた反乱軍のアメリカ人は『アラモを忘れるな』を合言葉にメキシコ軍を打ち破ってテキサスに「テキサス共和国」を樹立します。それから10年後の1845年にアメリカに併合されるのです。
・1848年 カリフォルニアをメキシコより割譲
1846年アメリカは当時メキシコ領であったリオグランデ川北岸にアメリカ兵を配置しました。この部隊をメキシコ兵が攻撃すると、アメリカとメキシコは全面戦争へと突入します。この戦争はメキシコの敗北で終り、メキシコはリオグランデ川を両国の国境とすることを承認させられました。
・1867年 アラスカをロシアより720万ドルで購入
・1898年 ハワイを併合
1800年代後半にハワイへアメリカ人が多く移民すると、砂糖産業で財をなし、ハワイ王国の領土を買い占めていきます。1893年には、親米的な白人勢力がクーデターを起こし、女王を王位からひきずりおとします。そして、ハワイ共和国を設立すると、1898年にはアメリカに併合を、求めて、併合されます。
参考文献
・この一冊でアメリカの歴史がわかる! 猿谷要 著
・そうだったのか!アメリカ! 池上彰 著
HN マルコムY