イスラム原理主義
出典: Jinkawiki
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イスラム原理主義とは
イスラム原理主義は、イスラム的な政治、国家、社会の実現を目指して行われる政治活動や諸運動である。世俗法ではなく、イスラム法(シャリーア)によって統治されるイスラム国家の建設を目指す政治活動や諸運動のことである。
イスラム原理主義の特徴
イスラム原理主義はコーランの無謬を信じて厳密に字義どおり解釈し、ムハンマド時代のウンマ(イスラム共同体)を復興させようとする運動のことである。イスラム法に基づく社会の実現を目指いているため、近代的価値観や西洋的価値観の流入への抵抗運動としても側面もある。イスラム原理主義は日本を含む非イスラム教徒の間では多宗教や無宗教、無神論に対する凄 まじい憎悪を持つ過激で暴力的な思想としても認識されている場合があり、実際にムスリムの中にはイスラム以外の宗教はすべて間違いであり地獄に堕ちるなどといった主張を行う者もいる。
ワッハーブ派
イスラム教の様々な派の中で、極めて厳格な教えを実践する宗派のことを原理主義と呼ぶこともある。その一つの例が、ワッハーブ派である。創始者は、ムハンマド・イブン・アブドルワッハーブという人物で、18世紀にイスラム教の純化を主張した。このアブドルワッハーブを保護したのがアラビア半島の豪族のサウド家である。サウド家は、この教えを理論にしてアラビア半島にサウジアラビアを建国しサウジアラビアの国教となった。ワッハーブ派は、スンニ派の一派だが教えは極めて厳格である。女性は外出する際、黒いマントの着用が義務付けられ、単独行動は認められない。やがて天国で幸せに暮らせるようになるめに、現世においてはひたすら神様のことだけを考えていればいいという思想である。刑罰も厳格で、盗みをすれば右手を切り落とすという原則が守られ、毎週金曜日の集団礼拝の後、公開処刑が行われている。
日本に於ける原理主義のイメージと評価
日本では、とりわけマスコミで「イスラム原理主義者のテロリズム」という報道が行われたためにこの語が宗教のテロのイメージと繋がり易くイスラム教徒=テロリストという偏見のステレオタイプで見られる傾向まである。
参考サイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%8E%9F%E7%90%86%E4%B8%BB%E7%BE%A9 http://blog.livedoor.jp/yuji5327/archives/51688880.html