イスラム教16
出典: Jinkawiki
イスラム教はアラビア語を母語とするアラブ人の間で生まれた宗教である。創始者はムハンマドである。聖典は「コーラ ン」である。イスラム教は一神教であり、他の神を認めていない。さらにその神は人格の神であり、山、火、太陽の神などの神とは 全く違うものとなる。イスラムという言葉であるが、これは「神への帰依」という言葉である。帰依というのは、「深く 信仰し、その教えに従う」という意味となる。つまり、イスラム教は訳すと「神を信仰する宗教」ということとなる。 イスラム教の分布であるが、中心はアラビア半島や中東である。ただ、近年ではヨーロッパやアメリカなどでも増えつつ ある。
ーイスラム教の義務ー
イスラム教には、6信5行というものが存在している。最初に六信であるが、「神、天使、啓典、預言者、来世、天命」 の6つがそれにあたる。次に五行であるが、ムスリム(イスラム教徒のこと)が行わなければならない5つのことで 「信仰告白、礼拝、断食、喜捨、巡礼」の5つがそれにあたる。他にも日常生活においてもルールがあり、イスラム教徒は 「コーラン」と、預言者ムハンマドの言語録「ハディース」、さらにそれらをまとめた「シャリーア」(イスラム法)に乗 っとり生活している。サウジアラビアやイランは、「シャリーア」を憲法としている国も存在している。
この中で、主なものとしては「公共の場での、男女同席の禁止」、「女性の、体をおおう服装」、「ハラールフードと豚肉の禁止」 「飲酒の禁止」である。この中で、」、「女性の、体をおおう服装」というのはイスラム世界の結婚事情に非常にかかわりを持っている。 イスラム世界の結婚というのは、ほとんどが親どうしによる見合い結婚である。その理由はというと、前述したように「公共の場での 男女同席の禁止」ということがあり、小学校以上の男女を一緒にしないことがイスラム世界の慣習となっている。この2つの事情により 男は女の顔を見ることができないのと、小学校以上で男女が一緒になることがないため、恋愛結婚というのはほとんどないのである。 例外としては、従妹同士の結婚は考えられる。なぜならば、従兄弟同士の場合は、幼いころに顔を合わせていることがあるからである。
<参考>
http://www.geocities.jp/timeway/kougi-44.html http://okiniiri-page.com/118.html