イスラム教6
出典: Jinkawiki
イスラム教とは
・世界宗教の一つであり、7世紀初めに、アラビアのメッカでムハンマド(マホメット)が創唱した。ユダヤ教・キリスト教と並ぶ一神教で、神からの啓示の記録とされるコーランが聖典。信仰の基本として、唯一神アッラー・天使・啓典・預言者・終末と来世・予定(天命)の六つを信じること(六信)と、実行すべき基本的義務として、信仰告白、礼拝、喜捨、断食、メッカへの巡礼を行うこと(五行)にまとめられる。
・イスラム教を極めて厳格な戒律を課した宗教とみているが、実際イスラム教はゆるやかな戒律と他宗教に対して寛容な接しかたをする宗教であると言われているのである。
・イスラム教はユダヤ教やキリスト教を祖先とする宗教であり、ユダヤ教における予言者やイエスも予言者として認めており、いわば同一の神を崇拝する宗教である。しかし、いくつかの点で異なっている。
基本的な考え
・イスラム教の根本は唯一の神アッラーを信仰することであり、多神教や人間に神がやどるというような考え方は一切否定するし偶像崇拝も否定される。聖職者も原則として存在しない。 イスラム教では、世界には輪廻などなく、肉体的な死をへて、次の世界、来世に生まれ、その来世こそが本当の世界である。最後の審判の日、肉体に魂を戻された人間は、善業が勝った者は天国に生まれ、悪業が多かった者は裁かれる。
イスラム法(シャリア法)
1、結婚と男女交際
・小学生以上の男女が同席をすることは認めない。また、女性は親や夫以外の男性と同席してはならない。
・男子が女性の顔を正面から見ることの出来るのは婚約が成立してからである。
2、飲食物・衣服に関する規定
・自然死をした動物、豚、首を断ち血を抜く方法以外で殺された動物を食べるのが禁止されている。またアルコール飲料はすべて禁止されている。
・服装では手首、顔以外の肌を露出するものが禁止されている。
3、イスラムの刑法
・イスラム教においてコーランに規定のある重大犯罪は次の5つである。
Ⅰ、殺人の罪 原則として死刑でありこの場合被害者側から復讐が許される。死刑は公開、休日に広場で首を切る。
Ⅱ、強盗の罪 死刑又ははりつけの刑。又は、右手と左手のように反対側の手足の切断(公開処刑)
Ⅲ、窃盗の罪 右手首の切断(公開処刑)
Ⅳ、姦淫の罪 貫通した男女は、証人の前で鞭打ち100回の刑
Ⅴ、姦淫をしたという偽りの告発をした罪 偽りの告発者は80回の鞭打ちとし、それ以後証人としての資格剥奪。