イスラム教7
出典: Jinkawiki
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概要
イスラム教とは、7世紀にアラビア半島でムハンマドによって開かれた宗教。キリスト教・仏教とともに三大世界宗教の一つとされる。
イスラーム自体が宗教の南であるから、本来は「イスラム教」と呼ぶ必要はない。『コーラン』(『クルアーン』)を教典とし、『旧約聖書』『新約聖書』も重んじている。形態としては、ユダヤ教・キリスト教と同じく、唯一絶対神を信仰する啓示宗教で、偶像崇拝をいっさい認めない。唯一神の名前はアッラーで、ムハンマドは紙により遣わされた最大にして最後の預言者である。また、僧侶階級は存在しない。イスラムとはアッラーに対する絶対的服従を意味し、教えの中心は預言者ムハマンドを信じ、神に仕え、神のよしとする人間関係を結び、それにより来世で救われるということである。
イスラム教は、中東のアラブ諸国、トルコ、アフガニスタンを中心に北アフリカ、東南アジアに広まり、推定で8~10億の信者を持つとされる。
スンニ派とシーア派
スンニ派…90%をしめる多数派。正統派とされる。
シーア派…少数派。イランが中心で、イラン革命を推進。
イスラム教の戒律
『コーラン』の中に、生活すべてに絶対的規範を示した部分があり、イバーダード(主教儀礼)の五行として、シャハーダ(信仰告白)、サラート(礼拝)、サウム(断食)、ザカート(喜捨)、ハジ(巡礼)が重視される。礼拝は、、1日5回、決まった時刻に課せられる。断食は、毎年断食月(ラマダン)の1か月間、日の出から日没までは飲食をしない。喜捨は、持たざる者へほどこしをすること。巡礼は、一生に一度は、メッカのカーバ神殿で、イスラム暦(ヒジュラ暦)12月の儀式に参加することが奨励されている。また、女性は、黒地のベールやチャドルで、髪や顔や身体を覆う服装が多い。
参考文献
『シグマベスト 理解しやすい地理B 改訂版』文英堂
『用語集 現代社会+政治・経済 12-13年度版』清水書院