イラク戦争24

出典: Jinkawiki


1概要


2003年3月20日,米英軍は国連での合意がないまま対イラク攻撃を開始。

2目的と過程


フセイン政権の陥落を目的とした戦い。クリントン大統領時期から新保守主義派の人々によって「アメリカの国益上の障害」とされていた。 9,11の反撃としてアルカイダを攻撃しようと考えたがアメリカ同時多発テロ以降イラクが大量破壊兵器を所持しテロ組織を後方から支援している疑いがあると考えたブッシュ大統領は、イラクも一緒に攻撃することを画策する。しかし、アメリカ、イギリス側のイラクがWMDを保有していると考える側とドイツ、フランス、ロシア側の保有してない側が対立。しかし、反対派の国を押し切って、米英軍はイラク攻撃開始、サンダーラン作戦やベトナム戦争時に開発されたデイジーカッターと言われる爆弾などの使用で戦況を優位に進め4月9日にバグダッド陥落し、フセイン政権崩壊。2003年5月に戦争終結宣言が出されたことで戦争終結。アメリカがイラクを占領するという形で幕を閉じた。

3戦後と課題


こうした戦後のイラクの不安定化と駐留アメリカ軍の被害の大きさや,WMDが発見されなかったことなどから,アメリカ国内ではイラク戦争への疑義が高まり,戦争反対を主張した民主党のバラク・オバマが大統領に選出されるにいたった。米英軍側は200億ドルの軍事費、150人の死者を出すこととなり、全体の死者は推定で20万~50万と言われている。 しかし今でも、米軍とイラク人武装部隊が交戦しているためイラク戦争が終わったとは言えず、イスラム原理主義を掲げるイスラム国の台頭などの問題があり、これからのアメリカの動向を注意深く見ていくことが大切である。

4参考文献


山崎雅弘 「歴史で読み解くアメリカの戦争」 (2004年 学習研究社)

     https://minnkane.com/news/5644#part-4ef5d80c355e80ff 最終閲覧日…1月15日

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