イラン
出典: Jinkawiki
国名:イラン・イスラム共和国
国旗:上から緑白赤の三色旗。緑はイスラムのシンボルカラーであり、白は平和、赤は勇気を表している。中央には4つの剣と三日月を用いたチューリップをかたどったモチーフがあり、これは殉教者を表す。旗中央上下のカリグラフィはクーフィータイで「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」のアラビア語が書かれている。
面積:1,648,195平方キロメートル(日本の約4.4倍)
人口:7,042.3万人(2006年10月 イラン政府発表)
首都:テヘラン
民族:ペルシャ人(他にアゼリ系トルコ人、クルド人、アラブ人等)
言語:ペルシャ語、トルコ語、クルド語等
宗教:イスラム教(シーア派)、他にキリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教等
紀元前5世紀、紀元3世紀のアケネス朝ペルシャ、ササン朝ペルシャの時代には大体の基盤は築かれていた。その後、異民族(アラブ、モンゴル、トルコ等)からの支配を受けるが、ペルシャ人としてのアイデンティティを保持し、1925年にパフラヴィ朝が成立した。
1979年、ホメイニ師の指導のもとに実現したイスラム革命により現体制となる。イラン・イラク紛争(1980年~1988年)、ホメイニ師依拠(1989年6月)後、1989年にハメネイ大統領が最高指導者となり、ラフサンジャニ政権、ハタミ政権を経た後、2005年8月、アフマディネジャード政権が発足した。
イランは、イラクやアフガニスタンなどの隣国であり、地政学上重要な国であるとともに、レバノン問題や中東和平問題にも大きな影響力をもつ国である。
また、世界第2位の石油・天然ガスの埋蔵量を有しており、イランは日本にとって主要なエネルギーの供給国である。
外交の基本方針は、すべての国家、国民との公正かつ相互的な関係構築である。
最近の動きとしては、2002年にイラン反体制組織の暴露によってイランが18年間にわたって秘密裏に原子力活動を行っていたことが発覚した。これによる核問題の表面化を受けて、問題解決をしようとEU3(英仏独)と交渉を開始したが、アフマディネジャード政権は、イランの原始力開発は平和目的であるとして国際社会の要請を無視する形で原子力開発を進める。現在はEU3+3(露中米)側とイラン側の双方による交渉を通じ、問題の平和的解決が模索されている。
イランの軍事力は、国防予算約66億ドル(2006年)で、最高指導者を最高司令官として国防組織をもっており、軍隊は「正規軍」「革命ガード」「治安維持軍」から構成されている。兵力は54.5万人。
- 参考
地球の歩き方HP http://www.arukikata.co.jp/country/meast/IR_general_3.html
外務省HP http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iran/index.html
HN わさび