インターネット社会

出典: Jinkawiki

目次

インターネット社会とは

インターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて自由かつ安全に多様な情報、知識を世界的規模で入手し、共有し、または発信することにより、創造的かつ活力ある発展が可能となる社会なことをいう。21世紀になり、コンピュータネットワークであるインターネットは社会基盤としての役割を強めている。しかし、そのインターネット社会では、抱える問題が多数あるのだ。

インターネットの現状

現代社会は、インターネットに代表されるように、世界的規模で通信システムが整備されており、民間企業などを中心に設置されているコンピューターから個人のPCまで、異なる多種多様のコンピュータを網の目のような通信システムで接続しているのである。ここ数年は、自動車産業や医療産業などの他産業と比較にならない程度のハイスペースで進歩している。インターネットは、私達の生活スタイルと意識をも大きく変えてしまったのである。 インターネットは、従来、情報の受け手との位置づけであった個人を、マスメディアなどと同様に情報の発信者に変えてしまったのだ。インターネット社会によって、HP、Blog、BBSなどの様々な情報発信の仕方が可能となった。しかし、インターネット社会では、このようなプラス面ばかりではなく、マイナス面もある。たとえば、プライバシー権の侵害や名誉毀損の問題などは、インターネット技術が一般に普及すればするほど、比較的に起きてくる問題である。

プライバシーに関する問題

インターネット社会の進展とともに、Web上に個人情報を入力する機会が増えてきている。こういった個人情報が漏洩されるという事件もたびたびあった。そして日本では、2005年に個人情報保護法が施行された。この法の一番重要なことは、本人の了解を得ずして、第三者に個人情報を提供することが禁止されている点である。さらに、我々は自分の個人情報に対して、①開示、②訂正、③利用停止を事業者に求めることができる。インターネットの普及によるプライバシーの侵害は、犯罪である。そのため、インターネット社会のもたらす影の部分、プライバシー等の個人に関することなどへの危険性や不安感の増大を無くすために、個人情報の保護とその利用の調和を確立するために、個人情報保護法は制定された。また、不正アクセスに対する規制として不正アクセス禁止法も制定された。

参考文献

インターネットと市民 浜田忠久・小野田美都江 著 

情報とネットワーク社会 駒谷昇一・山川修・中西通雄・北上始・佐々木整・湯瀬裕昭 オーム社

デジタルネットワーク社会 櫻井哲夫 平凡社


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