インドネシアの言語・文化
出典: Jinkawiki
1.言語
母語は、日本語、バタック語、ジャワ語、スンダ語、アチェ語、ミナンカバウ語である。そして相互のコミュニケーションを可能にする唯一の言語が国語 インドネシア語というわけである。このようなインドネシアの言語状況をひと言で表せば、共和国のモットー「多様性のなかの統一」をおいて他にない。地方語のなかで最大のものは、国民の約40%を占める5900万の使用人口をもつジャワ語である。2番目がスンダ語である。以下マドゥラ語、ミナンカバウ語、ブギス語、バタック語、バリ語、バンジャル語と続く。
2.文化
インドネシアの文化は「多様性のなかの統一」というこの国のモットーを反映して豊かなバライティーを示している。 インドネシアは東西に長く伸びており、寒暖の差や気候区分の差があまり大きくないにも関わらず、全27州それぞれ地方ごとに伝統的な衣装が存在する。これは素材と織布の方法の違い、布地の感触と染めの違い、衣装の模様、色調、デザインの違いなどとして現れてくる。インドネシアでは、伝統的な衣装の世界と制服のような国家的な力やファッションのような商業主義が交差し、しだいに前者を浸透しつつあると言える。
参考文献 インドネシアの事典 1991年6月20日(発) 石井米雄 土屋健治 加藤剛 深見純生(著) 同朋舎出版