イースター(復活祭)

出典: Jinkawiki

目次

イースター

イースターとは、キリスト教のイベントの一つで、イエス・キリストの復活を喜び祝う日である。 イースターという言葉は、ゲルマン民族の春の女神Eastreをあがめる祭りから派生した語だとされている。 月日をめぐって古くから論争があったが、325年のニカイア公会議で太陽暦と太陰暦を調和させ、春分後の最初の満月の直後の日曜日と決められた。


イエス・キリストの復活

イエス・キリストは、各地で教えを広めていたとき、律法学者を中心とした反発により、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、過ぎ越しの祭りのとき十字架につけられ死に至った。その後、岩をくりぬいて作られた墓に納められたが、十字架の死から三日後に蘇った。そして、40日間にわたり弟子たちに教えを説いた後に天に昇っていったとされている。 弟子たちは、この復活の出来事を通して、これが神の計画の中に最初からあった救いの出来事(イエス・キリストを犠牲にすることで人々を罪から救済するという計画)であって、イエス・キリストの救い主としての生涯を理解し直し、確信することができた。 それだけイエス・キリストの復活は重要なものであった。


習慣

イースターにちなむものとして、卵、ウサギ、ひよこ、ユリ、シュロがあげられる。 主に卵は、固い殻の中から新しい命が生まれることから、蘇り、永遠の生命と結び付けられ、イースターの日に感謝して食べたり、卵を交換したり、卵さがしをするなどの習慣が残っている。

現代の日本でも、クリスマスと同様に「キリスト教のなんらかのイベント」として浸透しつつあり、商売戦略の一つとしてよく用いられている。


参考文献

1.「イースターハンドブック」CS成長センター 2.「図解雑学 キリスト教」挽地茂男 ナツメ社


  人間科学大事典

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