イー・モバイルの猿
出典: Jinkawiki
携帯電話の「イー・モバイル」の国内向けテレビ・コマーシャルが、米大統領選の民主党候補で黒人のバラク・オバマ上院議員を猿に見立てたようで人種差別的だ、との批判を在日米国人から受け、同社がCM放映を中止した。
CMは「新ケータイ候補 イー・モバイル」の文字とともに、スーツ姿の猿が演壇に立って「Change」というカードを持って声援を送る支持者に、携帯電話の変更を呼びかける内容。「Change」はオバマ氏の選挙戦のスローガンであり、同氏の演説の光景を明らかに連想させ、日本のオバマ氏の応援サイトも「アメリカの政治情勢のもと人種差別とみなされる」と抗議した。同社は以前から猿をCMのキャラクターに使っている。
この件では、米CNNテレビなど欧米メディアも相次いで報じ「猿は歴史的に黒人を非人間と描くために使われてきたことを、国際的な人々は知るべきだ」とコメントを紹介。同社担当者は「差別の意図はなかった。ワールドワイドにみれば指摘されたような受け止め方をされることを理解し、放映を中止した」と説明した。表現やインパクトの与え方などは、米大統領選からのアイデアのコピーであると認めている。 英紙ガーディアンは「猿は日本では崇拝されてイメージは日本の寺院や神社でよく見かけるが、イー・モバイルのCM起用は外国人ブログ社会では感心されなかった」と指摘、日本企業の人種問題への鈍感さを皮肉った。
ちびくろサンボのどこが人種差別なんだと思った皆さん。日本人は鈍感なんだそうです。反省。ちなみにこのお猿さんは「はやはや君」と言うそうです。
{参考}2008年7月3日毎日新聞・産経新聞