エイズ2

出典: Jinkawiki

エイズとは

「HIV(エイズウイルス)」 に感染すると 「HIV感染者」 となる。HIV(エイズウイルス)の起源はアフリカのチンパンジーといわれている。全世界の感染者数は5千万人にものぼり、増加傾向にあるため、正しい性教育で抑止していく必要がある。また、HIV(エイズウイルス)に感染することによってリンパ球が破壊され免疫力が低下し、発症する様々な症状を総称して、「エイズ(後天性免疫不全症候群)」 と言う。治療方法や医療技術の進歩によりエイズの死亡率は激減しているが、それには早期発見・早期治療が重要である。


エイズに感染する原因は?

HIV(エイズウイルス)感染症は血液、精液(さきばしり液含む)、膣分泌液、母乳といった体液が相手の粘膜部分(主に口の中、ペニス、尿道、膣、直腸など)や傷口などへの接触がおもな感染経路であり、人間の皮膚は通常、身体を守る役割を果たすバリアとなっているので、健康な皮膚にHIV(エイズウイルス)を含む血液が多少付着した程度では感染しない。しかし、大きな傷口や粘膜(男性の尿道口付近、女性の膣周辺、口の中、肛門や直腸の粘膜など)といった皮膚のバリアがない部分は守る術がない為、HIV(エイズウイルス)が感染しやすくなる。 エイズウイルスに強い感染力はなく、汗、涙、唾液、尿、便などの体液の接触によって感染することはないので、握手やトイレ、お風呂など通常の日常生活での感染はない。 また、麻薬や覚せい剤の「まわし打ち」での感染確率は高く、注射針を使いまわししてなくても、ドラッグを使用しての性行為は無防備なので非常に危険である。


エイズの症状

HIV(エイズウイルス)に感染すると、感染初期の段階(感染後の2~3週間)と呼ばれる急性期で発熱、のどの痛み、口内炎、だるさ、筋肉痛、といったインフルエンザのような症状がみられ、それらの症状は数週間でなくなり、次の段階へ移行する(症状の全く出ない場合もある) 感染後は、無症候期と呼ばれる全く症状のない期間が、約5~10年程度続き、症状が出なくても体内ではHIVが増加し、免疫力(病気に対して体を守ったり戦ったりする力)が少しずつ低下していく。 無症状の期間は個人差があり、1~2年以内にエイズを発症する場合もあれば、15年たっても、特に症状が出ない場合もある。 そして、エイズ発症期に入ると、免疫力が更に低下し、下痢やひどい寝汗、理由のない急激な体重減少などがおき、さらに免疫力や抵抗力がほとんどなくなっているために、健康な人では問題にならない種類のカビ、原虫、細菌、ウイルスによって日和見(ひよりみ)感染症や悪性腫瘍、神経障害など、様々な症状を引き起こす。 HIV感染からエイズ発症期に自覚症状がない為、検査を受ける人が少なく、この時点で初めて感染が分かる人が非常に多いのである。



参考文献

http://www.bing.com/search?q=%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BA&qs=n&form=QBRE&pq=%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BA&sc=8-3&sp=-1&sk=


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