エフタースコーレ2

出典: Jinkawiki

エフタースコーレ

義務教育の8年目、9年目、10年目の生徒が親元から離れて、同世代の人々と共同生活を行う。義務教育の最後の一年間を全寮制の中学校で学ぶ。この時期の子どもは、反抗心や独立心があるが、判断力が乏しく、不安定であり、親との関係性に問題を抱える傾向がある。親と離れて、共同生活を送る中で、自分のこれまでの生き方や親との関係を見直し、自立・成熟した人間を目指す。若者に対する社会的な管理・抑圧としてエフタースコーレが有効な方法とされている。


特色

エフタースコーレでは、生徒の自主性を尊重する。ときに生徒の問題行動には厳しく指導するが、体罰やいじめがない。週に一度、生徒と教員の会議を行い、生徒側からも要望を述べることができる機会を設けている。生徒と教員、生徒同士の関係性が密であるため、問題を抱えた生徒も立ち直っていく。 授業は10人程度のクラスで、デンマーク語や数学、理科、語学などを午前中に行い、午後は5人程度のワークショップで馬術やスポーツなどの多様なテーマを学ぶ。それ以外の時間は、自由に施設を活用し各自で学習したり、教員から個人指導を受けたりすることができる。 エフタースコーレに通うことで、子ども自身が変わり、それにより親にも影響を与え、より良い親子関係が形成される。


参考文献 http://www.asahi-net.or.jp/~pv8m-smz/archieve/Danish_Free_Schools.html


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