エホバの証人:輸血拒否事件
出典: Jinkawiki
目次 |
[編集]
エホバの証人とは
キリスト教系列の宗教であり、聖書に書いてあることに従うことになっているが、その中に「血を体に取り込んではいけない」というものがある。
命を軽視しているわけではないことは他の「妊娠中絶手術を否定」「無輸血治療推奨」の決まりからも明らかである。
[編集]
輸血拒否事件
肝臓ガンを患った女性(エホバの証人の信者)が東京大学病院に入院した際に、担当医に自分の信仰を説明し、どんな状況になっても絶対に輸血だけはしないでほしいと主張し、また、輸血をせずに命を落としても病院の責任にしないという承諾書を提出していた。
しかし、様態が急変し、危篤状態になったとき、担当医は本人の承諾なしで輸血を行った。 その結果、患者である女性は一命をとりとめたが、輸血をしないでほしいと言っていたにもかかわらず、輸血をしてしまった医師を「信仰を踏みにじった」として1993年に医師と東大病院を民事訴訟によって1200万円の損害賠償を訴えた。
[編集]
裁判の結果
第一審 原告の訴えを棄却 控訴審 損害賠償として55万円の支払いを命令。 上告審 損害賠償として55万円の支払いを命令。
[編集]
裁判のポイント
医師と患者の間で「絶対に輸血をしない」という合意はあったが「非常事態に輸血という治療方針しか残されていないケース」の説明が不十分だったことから裁判になった。
[編集]
参考文献
クロ箱index http://www.ne.jp/asahi/box/kuro/report/yhwh.htm
wikipedia
京都産業大学 http://www.kyoto-su.ac.jp/