オペラント条件付け

出典: Jinkawiki

試行錯誤を繰り返すことによって学習が成立することを最初に示したのはアメリカの心理学者ソーンダイクだ。

ソーンダイクは、「問題箱」と呼ばれるかんぬきがついた箱に空腹の猫を入れ、箱の前に餌を置いて観察した。かんぬきはひもを引くと外れ、外に出られる。猫は箱から出ようとして様々な行動を試しているうちに、偶然ひもを引いて外に出られ餌を食べることができた。 そして、問題箱に入れられるとすぐにひもを引いて外に出られるようになった。

スキナーも同様の実験を行った。 スキナーボックスと呼ばれる装置に空腹のネズミを入れ、行動を観察した。箱にはバーを引くと餌が出てくるしかけがあり、ネズミはうろついたり壁をひっかいたりという探索行動を繰り返した後、偶然バーを押して餌を食べることができた。やがて自発的にバーを押すようになり、バーをし反応が条件づけられた。

このようにソーンダイクやスキナーによって研究された条件付けを「オペラント条件付け」または「道具的条件付け」という。


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