オペラント条件付け2

出典: Jinkawiki


オペラント条件付けとは条件付けによる学習の一種である。 ソーンダイクによる試行錯誤学習を基礎にしてスキナーによって確立された。 別名道具的条件付け、スキナー型条件付けとも。 サーカスの猛獣に芸を教える時や人間の教育や医療など様々な面で用いられている。 オペラント条件付けは行動を誘発する生理的要因は存在しない、自発的に行われる反応を刷り込む技法である。

オペラント条件付けの定義

条件付けされた行動に対しての行動の頻度を操作する事を指す。これは実験者が自身の望んだ結果をもたらす特定の行動に対して報酬を与えてその行動の発生頻度を上昇させるように強化し、条件反応と別の条件反応を強化して連合を強めるものである。 逆に、オペラント反応を低減・除去させるためには、不快な刺激を与える「罰」か、報酬を与えないことを続ける「消去」を行う。 オペラント条件付けの考えが生まれて間もない頃の考えに、ソーンダイクが出した試行錯誤学習というものがある。この学習は、ある行動をして、好ましい結果が得られたのなら、その行動は強められ(快の法則)、その逆、好ましくない結果になったのなら、その行動は弱められる(不快の法則)という。そして、この一連の法則を効果の法則と呼んだ。


参考文献 心理学(有斐閣出版) 著・無藤 隆


  人間科学大事典

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