オランダの学校((飛び級と落第))

出典: Jinkawiki

　オランダでは小学校の段階から飛び級と落第がある。学習の進行速度が速い子どももいれば、ひとつひとつに他の子どもより多くの時間をかけなければ習得できない子どももいるためである。個々の子どもが各自のスピードで学べるようにと考えられており、子供にとって最も相応しい方法であるという見解に基づくものである。　　　

　小学校では飛び級が頻繁に行われるが、中等学校以上になると飛び級よりも落第が増える。中等学校に入ると、成績の評価が客観的で規則的なものとなる上、子供たちが入学する段階ですでに自分の能力に合った進学コースを選んでいるという前提があるからである。それぞれのコースでは期待される達成度が決められており、それを基準に合否判定の評価が下される。この基準はあらかじめ生徒たちへ明らかにされている。学校が生徒個人の能力に合わせて基準を落とすことはなく、これについていけない子どもは下のレベルのコースへの移動、または落第を薦められる。

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