オランダの教育2

出典: Jinkawiki

目次

特徴

オランダの教育には入学試験がなく、学費も無料。さらには授業の開始と終わりを告げるチャイムがなく時間割りもじゆうである。宿題もない。学力や住んでいるところに関係なく自由に学校を選ぶことができる。その結果、学力も高く、労働生産性は日本の約1.5倍。

教育の自由

オランダは憲法23条によって「教育の自由」が保障されている。文部科学省は科目や時間には一定の基準を与えているが、オランダでは教科書の内容が均一ではなく、それぞれの学校は自らの価値観を独自に教える自由がある。だが、生徒が少なすぎると学校の方も維持していくことができなくなり、廃校になってしまうので、独自にとは言ってもある程度の基準は意識する必要がある。

市民団体でも学校を作ることができる

オランダでは、約200人の子供が集まることを証明することができれば、市民団体でも政府から援助を受けて学校を作ることができる。

麻薬と性に関する教育

オランダでは、小学校、中学校でお酒やたばこ、麻薬を含む合法・非合法のすべてについて、生産の過程や効果、健康への害、医療面のおける利用方法などを学ぶ。性教育では男女の生殖器についてや、妊娠、避妊を男女一緒の教室で学ぶ。このような教育を踏まえて、「個人の判断に任せる」のがオランダの教育の基本姿勢である。


参考

オランダの教育ー多様性が一人ひとりのこどもを育てるー  平凡社 2004


  人間科学大事典

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