オリンポス12神
出典: Jinkawiki
オリンポス山上に住むとされた古代ギリシア神話の神々。ギリシア神話ではカオス(混沌)から天と地が分かれて世界が生まれ、はじめに巨人族(ティターン、タイタン)の神々が現れ、やがてそれを倒して支配権を握ったゼウスを主神とするオリンポスの神々が世界を支配したとされる。
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オリンポス
ギリシア北部、鉄鎖リアとマケドニアとの境界にある山。ホメロスの詩では、オリンポスの12神を初めとするギリシア神話の諸神が住んだとされた。標高2918m。
構成
ギリシャ名 : ローマ名 : 一般名(英語) : 神の属性
アテナ Athena : ミネルバ Minerva : : 知識・工芸の女神、芸術と戦いの女神、勇者の守り神
アフロディテ Aphrodite: ウェヌス Venus: ビーナス :愛・美・豊饒の女神
アポロン Apollon :アポロ Apollo : : 音楽・医術・託宣の神
アルテミス Artemis :ディアナ Diana :ダイアナ :狩猟・月の女神
アレスAres :マルス Mars : : 戦いの神
ゼウス Zeus :ユピテル Jupiter: ジュピター: 最高神・全能の神
デメテル Demeter :ケレス Ceres : : 大地の女神、五穀豊穣の女神
ヘスティア Hestia :ウェスタ Vesta : : 炉の女神
ヘパイストス/ヘファイストス Hephaistos: ウルカヌス Vulcanus: バルカン Vulcan :火と鍛冶の神
ヘラ Hera: ユノ Juno :ジュノー: 主女神・女性の守護神
ヘルメス Hermes :メルクリウス Mercurius :マーキュリー Mercury :商業の神・旅人の守護神
ポセイドン Poseidon: ネプトゥヌス Neptunus :ネプチューン Neptune: 海・泉の神
アテナ
ギリシア神界最大の女神。大神ゼウスの頭から生まれたといわれる。アッティカの守護神。ゼウスと知恵の女神メティスの子。
アフロディテ
ゼウスとディオネの子、また、ウラノスの性器を浮かべる海の泡から生まれたという説もある。夫はヘファイストス。エロスの母。トロイ戦争の原因を作った女神でもある。
アポロン
ゼウスとレトの子でアルテミスと双生の兄にあたる。美しく男性的な神で、弓矢と竪琴を携えている。また、病の矢を放って人や家畜を殺す恐ろしい疫病神としての一面も持つ。
アルテミス
ゼウスとレトの子でアポロンと双生の妹にあたる。狩猟をつかさどる処女神で、山野に住むニンフや猟犬とともに弓を持って狩りをする。裸身を見られた狩人アクタイオンを鹿に変え、犬に八つ裂きにさせた話が有名である。
アレス
ゼウスとヘラの子で、戦い、特に残酷で血なまぐさい戦いの神。先頭の野性的側面に関与する凶暴な神で、アフロディテの愛人。エロスの父であるという説もある。
ゼウス
ギリシア神話の最高神。天空を支配するとともに政治・法律・道徳などの人間生活をも支配する。ティタン神族の神クロノスとレアの末子として生まれた。妻はヘラだが、様々な女神やニンフ、人間の女性と交わり、ギリシア神話の複雑な系譜の源の一人といえる。
デメテル
クロノスとレアの子。ゼウスとの間に娘ペルセフォネを生む。
ヘスティア
クロノスの娘、ゼウスの姉。家庭生活の場で崇拝された処女神。
ヘパイストス/ヘファイストス
ゼウスとヘラ(またはヘラだけ)の子で、足が悪く醜貌。アフロディテの夫。
ヘラ
ギリシア神話で最高の女神。クロノスとレアの娘。夫はゼウスだが兄弟でもある。嫉妬心が強く、夫ゼウスの恋人やその子を迫害した。アレス、ヘファイストス、へべ、エイレイテュイアの母。
ヘルメス
ゼウスとマイアの子。霊魂を冥界に導く「霊魂の導者」(プシュコポンポス)の役割を持つ。つば広野帽子をかぶり、有翼のサンダルを履き、手に伝令の杖ケリュケイオンを持った美少年の姿に現される。
ポセイドン
クロノスとレアの子で最高神ゼウスの兄。常に三叉の戟を持ち。青銅のひづめと黄金のたてがみを持つ馬が引く戦車に乗り、海の怪物を従えて海原を走る。妻はネレウスの娘アンフィトリテだが、彼女以外にも多くの女神や人間の女性と交わって子をもうけた。
引用、参考 広辞苑 ブリタリカ国際大百科事典 百科事典マイペディア 山川出版世界史B用語集 山川出版倫理用語集 http://www.ss.iij4u.or.jp/~ana/greek.htm
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