オーストラリアの山火事

出典: Jinkawiki

オーストラリアの山火事について

オーストラリアでは、bush fire(ブッシュファイヤー)と呼ばれる山火事が深刻化している。一年を通して乾燥し、暑い日が多いという特徴からブッシュファイヤーは毎年起きているのだが、2019年の秋から続く山火事は過去最大で地球規模の問題となっている。SNS等にアップされる写真は、現実世界と思えないほど木々や家屋が真っ赤に燃え上がり、また可愛いコアラやカンガルーが苦しむ姿が見受けられる。この山火事をうけて多くの著名人が寄付を呼びかけており、私たちはオーストラリアの美しい自然や動物達を守るために現状を知り、行動することが求められている。

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被害

2019年1月9日現在の被害記録

これまでに1000万ヘクタールが焼失

27人が死亡

10億の動物が死亡

野生の王国カンガルー島中央部で火災が広がる

ビクトリア州の多数の町に避難警告

西オーストラリアにも火災が続く

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原因

オーストラリアので起きている山火事は、大きく分けると二つの原因がある。

原因１：自然発生によるもの

主な例として、

乾燥気候

ユーカリ

気候変動

落雷　　　　　などが挙げられる。

ユーカリについては、ユーカリの葉は引火性のあるテルペンという物質を放出しており、このテルペンは気温が上がると放出量が増えるという特徴を持つ。そのため、夏など気温が上がる時期はテルペンの放出量が多いため、火災が起きるとより燃え広がりやすくなり山火事が悪化するのだ。

原因２：人為的なもの

恐ろしいことに、山火事の原因には「放火」が挙げられる。

オーストラリアの警察当局によると、史上最悪と言われる森林火災を意図的に発生させた放火の容疑で、合計182名を逮捕したと地元メディアが報じた。これは2019年11月以降、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、サウス・オーストラリア州、そしてタスマニア州で逮捕された容疑者の合計人数で、彼らは205件の放火容疑で逮捕されたと報じられている。これらの情報から、警察当局が発表したという信ぴょう性も含めて、山火事の原因の一つは「人間」であることが分かる。

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オーストラリアでの取り組み

　在メルボルン日本国総領事館によると、大学生を中心としたデモがオーストラリア全土で行われている。彼らは、長年の豪州政府の化石燃料に関する政策が気候変動をもたらし、現在の森林火災につながっていると考えているのだ。

　各地方では募金活動や工夫を凝らした寄付が盛んに行われている。実際に、オーストラリアのメルボルンで個人ガイドをしている方（Mapleさん）のブログには、世界一美味しいと言われるクロワッサンを売るLUNEというお店でクロワッサン一つにつき2ドルの寄付をしているという投稿がある。また、メルボルンシティーにあるショッピングモールでは、多くのブランドの利益を寄付したりするなどの活動が行われている。他にもインスタグラム等ではコアラのラテアートが投稿されており、これを買うと利益の一部が募金に繋がるという取り組みを一般の人々が自発的に始めており、様々な取り組みが行われていると分かる。

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