オールタナティブスクール教育4

出典: Jinkawiki

目次

モンテッソーリ教育

 一般の学校が黒板と紙と鉛筆だけで抽象的に教えてきた読み、書き、計算を立体的な教材を使い学ぶ。子供たちが実際に手に取って触ったり動かしたり、向きを変え観察することで具体的に理解ができるようにと考えられた。現在使われている教材の基本的なものの大半は、創始者のマリア・モンテッソーリ自身が考案したものである。
 もう一つの特徴として、3つの異なる年齢の子供たちを1つのグループにして指導することだ。個人によって発達の速度は異なる。同年齢の子供に同じようなことを教えるよりも、それぞれの子供に合わせた教育を受けさせることが教師の役割というモンテッソーリ考え方だ。

ダルトン教育

 小学校に行くと、それぞれの子供が別々の課題を行う。特徴的なことは、教卓に信号機のようなランプが付いていること。ランプが緑色であれば、手を挙げて先生に質問をして良いとき。黄色であれば、先生の説明を聞くとき。赤であれば、黙って自分の課題に集中するとき、と各教室で約束事が決められている。だから、静かな環境で勉強をすることができる。

イエナプラン教育

 先生と10人程の生徒たちが輪を作って話を聞いたり話し合う。子供たちと同じ目の高さで、子供たちの目を見ながら静かに語りかけるのだ。この教育は、話し合いの場を大切にしているのだ。
 この話し合いから学習のきっかけが刺激され、それを始まりとし、一人で調べたり、それについて感想や報告を書いたりする。

参考文献

 リヒテルズ直子著「オランダ教育-多様性が一人ひとりの子供を育てる-」(2004)株式会社平凡社


  人間科学大事典

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