キャッサバ
出典: Jinkawiki
キャッサバ(学名:Manihot esculenta)は、トウダイグサ目トウダイグサ科イモノキ属の熱帯低木。マニオク、マンジョカとも呼ばれる。
ラテンアメリカを原産地とする根茎作物。マニオクともいう。ダリアの根茎に似たイモから、タピオカと呼ばれるでんぷん質の粉が得られ、パンや菓子にして食用とするほか、織物の糊(のり)の原料ともなる。青酸を含むものが多いため、料理法を工夫する必要がある。ブラジル・東南アジア・熱帯アフリカが主産地。
芋はタピオカの原料であり、世界中の熱帯にて栽培される。葉は5~10小葉からなり、茎は垂直に立ち上がる。茎の根元にはゆるい同心円を描いて数本の芋(根)が付く。芋は両端が尖った細長い形状である。 栽培はとても簡単である。茎を地中に挿すだけで発根し、そのまま生育する。作付面積あたりのカロリー生産量はあらゆるイモ類、穀類より多くデンプン質の生産効率は高い。しかし食用とするためには毒抜き処理が必要なことや、毒抜きのために皮や芯を除去した芋はその場で加工しなければ腐ってしまうなど、利用の制約が大きい作物でもある。利用範囲は広く、葉を発酵させて毒抜きし飼料として利用したり、アルコール発酵によりバイオ燃料を製造するなどの用途も注目を浴びている。農作物としてみれば、悪環境下(乾燥地、酸性土壌、貧栄養土壌)でも生育可能など、これまで農地とされなかった場所での栽培ができ、「食糧問題」や「温暖化問題」の解決への期待が大きい。なお、熱帯の都市では緑地帯の植え込みにも利用され、室内での観葉植物としても利用価値がある。観賞用の斑入りの葉の品種もある。
キャッサバの生産国ランキング
①ナイジェリア②ブラジル③タイ④インドネシア⑤コンゴ民主共和国
参考文献
・地理用語集(山川出版社)
・2009データブック オブ・ザ・ワールド(二宮書店)
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%90