キルパトリック2

出典: Jinkawiki

目次

キルパトリックとは

キルパトリックは、教育に絶大な影響を与えた実用主義の20世紀の哲学者・教育学者であるジョン・デューイの思想の影響を受けた人物である。 キルパトリックは、学びとは活経験を通して、自ら探究・獲得していくべきものであるということ主張し、そのための具体的な方法をプロジェクト・メソッドとして体系化した。このプロジェクト・メソッドは、デューイの問題解決学習の方法を、より精緻に体系化したものである。


プロジェクトメゾット

プロジェクトとは社会的環境の中で展開される、全精神を打ち込んだ目的ある活動であるということが教育の統一理念であるとキルパトリックは主張する。 教育の統一理念であるとこうした活動こそが、教育の中心になければならないのだ。 この「目的ある活動」には、2つの教育的意義があり、1つは、これこそが「価値ある生活を成り立たせる」ものだということ、 2つめは「デモクラシー」を支えるものだということである。自らの頭で考え、自ら行為するということこそが、デモクラシーの根本にあるべきことである。 プロジェクトには1.身体活動、2.審美的活動、3.問題解決、4.知識習得、の4つの類型がある。


デューイと異なるところ

デューイ教育理論にキルパトリックが付け足したものとして、付随的反応というものがある。これは、直接的に達成される成果以上の自尊心ややり遂げる意志などといった反応だ。 このようにプロジェクト・メソッドは、生活経験に根ざした教育を主張している。


参考文献

苫野一徳Blog(哲学・教育学名著紹介・解説)     

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