グローバリゼーション14

出典: Jinkawiki


 グローバリゼーションとは、さまざまな形で進行する世界の一体化のことである。ヒト・モノ・資本・情報などが国境を越えて移動すること。1990年代以降のインターネットの普及、運輸・交通手段・通史手段の発達などが関わっている。
 特に経済面では、冷戦終結後社会主義国のロシア、中国、東欧諸国、ベトナムなどが市場経済に移行し、世界経済のグローバル化が進んだ。BRICSや東南アジア諸国の経済発展は経済のグローバル化によるところが大きい。これは資本が高い利益を求めて移動すること(国際資本移動)のために、資本が先進国のみでなく、新興諸国にも向かったことにある。安い賃金での雇用が可能になり、生産コストも下がる。これにより世界的な雇用は増加し、絶対的貧困にある人々の数が減少するという見方もある。
 しかし新自由主義に基づく経済的なグローバリゼーションの現状に対しては反対意見もある。新自由主義は経済活動における政府の役割を減らし経済活動を市場に任せようとする思想のことである。この考えのもとでは経済は活発になるが、政府の介入が少ないため、貧富の差が増大する。その格差は国内にとどまらず、場合によっては世界規模で貧富の差が拡大したり世界経済に影響を与えたりした。
 そのため1990年代末以降、グローバリゼーションに対する反対運動が展開され始めた。
参考
https://brave-answer.jp/18679/


https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-3049

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