ケルン大晦日集団性暴行事件

出典: Jinkawiki

ケルン大晦日集団性暴行事件 「事件の内容」 年間100万人の移民を受け入れていた、ドイツで2015年の大晦日に起きた事件である。 ドイツのケルンでは、大晦日にケルン大聖堂に集まり、花火の打ち上げや爆竹を鳴らしたりして、新年の訪れを祝う文化がある。 2015年の大晦日では、移民である多くの北アフリカや、アラブ系の人々が集まり、盛り上がった集団は、女性に対して性的暴行、またはスリなどの行為を行った。うち約40%は、性犯罪であった。 NRW州内務省によると、1月10日の時点で警察は19人の容疑者を捜査している。そのうち10人が亡命申請者で、9人が不法に滞在している外国人。亡命申請者のうち9人は、去年ドイツにやってきた外国人。また容疑者のうち14人は、モロッコかアルジェリア出身であった。このうち、窃盗の疑いで拘留されているのは、4人である。　NRW州政府は、ケルン市警察の現場対応と広報体制に重大な落ち度があったとして、ヴォルフガング・アルバース本部長を解任。さらに同様の事件が、ハンブルクとシュトゥットガルトでも発生した。大晦日の夜に、ドイツ南部のヴァイル・アム・ラインという町では、シリア人の若者4人が、14歳と15歳のドイツ人女性2人を強姦して逮捕された。 「メルケル政権の対応」 ・メルケル政権は、この事件をきっかけに、罪を犯した外国人を国外追放する規定を厳しくする方針を打ち出した。これまでドイツでは、罪を犯した外国人のうち、国外追放処分にするのは、裁判所から禁固2年以上の実刑判決を受けた者に限っていた。今後は、禁固2年未満で、執行猶予付きの有罪判決を受けた外国人でも、国外追放を可能にした。さらに、監視カメラなどの設置も促した。 「背景」 ・背景として、ドイツは2015年には、110万人という難民の受け入れを行っていた。この時のアンゲラ・メルケル首相は、難民の受け入れにより経済や社会に良い影響をもたらすと考え、積極的な難民の受け入れを行った。そして、この受け入れた難民によって、本事件、また、他の性暴行事件も発生した。

「この事件の影響」 ケルン大晦日集団性暴行事件によって、ドイツの国民は、移民を受け入れることへの意識を一変させる機会となった。ケルン事件まで、ドイツでは暴行事件は1度もなかった。 事件後様々な抗議デモが発生し、移民の受け入れを行った政府に抗議した。