コスモポリタニズム
出典: Jinkawiki
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意味
世界市民主義,四海同胞主義,万民主義などと訳される。コスモポリタニズムは元来必ずしも現実の改造や変革を目ざすものではなく,個人がその属する民族,国民,国家などに特有な価値観念や偏見をすてて,全人類を同胞とみなす人生論的な立場と解される場合が多い。 社会的には自己の生活圏が世界的規模にまで拡大した場合,または各種の社会集団の激しい対立により,平和状態が強く希求されるような場合に出現する。思想史的にみると,古代ギリシアでは前4世紀にキュニコス派のディオゲネス(シノペの)やその一派がみずからをコスモポリテスと称して,せまい都市国家的な社会的風習を退け,超国家的・個人主義的な生活意識や思想をもったことに始まる。
MN m.k