コンタクトレンズ
出典: Jinkawiki
コンタクトレンズ
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コンタクトレンズ
コンタクトレンズとは、視力を矯正するための高度管理医療機器である。「コンタクト」とは「接触」という意味で、角膜に「接触」させて装用し、屈折異常等を矯正する。角膜を通して入ってきた光を主に水晶体が屈折させて網膜上に像を結ぶことで私たちは「モノを見る」ことができる。材料はプラスチックでできている。特長としては、見え方がメガネに比べて自然で、視力矯正力も優れていることである。また、コンタクトレンズは、白内障術後の患者やメガネの矯正で視力の出ない方にも適応になる。
コンタクトレンズの種類
ハードコンタクト… ハードコンタクトレンズとは、名前の通り水分を含まない、プラスチック製の固いレンズである。ハードコンタクトレンズの大部分が酸素を通す工夫だほどこされている。構造が網目状のザルのようになっており、そのザルの隙間を通って酸素が瞳に供給されるしくみになっている。コンタクトレンズの中で、最も酸素を補給できるタイプなので、長時間装用することができる。また、乱視矯正にも優れていたり、重篤な眼障害の発症頻度が少ないといった特徴もある。しかし、つけ始めてから慣れるまでは装用感が悪かったり、レンズがずれやすいといった短所もある。
ソフトコンタクトレンズ… ソフトコンタクトレンズは水分を含むと柔らかくなるプラスチックを使用したコンタクトレンズである。水とよくなじむ素材で、主にコンタクトレンズに含まれる水分から酸素を瞳に供給します。名前の通り柔らかく水をたくさん含んでいるので、つけ心地が非常に良い。また、レンズがずれにくくはずれにくいので、スポーツ時にも使用できる。なお、使い捨てレンズはすべて、ソフトコンタクトレンズである。しかし、強度の角膜乱視の矯正ができなかったり、重篤な眼合併症の発症が多いなどといった短所もある。
コンタクトによる眼障害
角膜上皮障害: 装用時間が長すぎて角膜に負担が生じたり、レンズの汚れ等により角膜上皮にキズがついたり上皮細胞が剥がれたりする。上皮細胞は1週間程度で入れ替わるので、ほとんどが治るが、痛み等の自覚症状には注意が必要となる。
巨大乳頭性結膜炎: レンズの汚れによるアレルギーで、上瞼の裏側にある結膜が充血し、2mmほどの白い石垣状のぶつぶつした乳頭ができて炎症を起こす。かゆみや、めやにが取れなくなる。
細菌性角膜潰瘍: 角膜上皮のキズから細菌やカビが侵入して感染し、潰瘍を生じる。治りにくく、治っても混濁や視力障害が残る場合が多い。最悪の場合、失明にもつながる可能性がある。
アカントアメーバ角膜炎: 汚れた淡水や土の中にいるアカントアメーバがレンズ等について眼に入り、角膜上皮に傷があると侵入して感染する。自覚症状はあまりなく、ゆっくりと進行していく。そのため発見が遅くなり非常に治りにくい。視力障害が残る場合が多く、失明の恐れもある。
参考文献
・- コンタクトレンズ | アイアカデミー(2015/07/29)
ハンドルネーム:DIADORA