コーポレートガバナンス

出典: Jinkawiki

 コーポレートガバナンス(企業統治)とは、企業経営の監視をするシステムのことをいう。


概要

 近年、企業が決算を偽装するなどの不祥事が相次いでいることから、コーポレートガバナンス(企業統治)の強化が求められている。株式会社において、出資者や株主がその会社の所有権を持つのだが、企業には従業員や企業に投資している金融機関など多くの利害関係者(ステークホルダー)がいる。取締役は、株主や従業員の意思や利益を反映した、健全で効率的な経営を行う義務がある。このような経営を促したり、実現させたりするしくみをコーポレートガバナンス(企業統治)という。


対策

 コーポレートガバナンス(企業統治)の強化のためのひとつの方策として、株主総会の機能を高めることが挙げられる。今までの株主総会は、株式の持ち合いなどが原因で、形骸化しており、株主の意見が反映される機会は少なかったが、近年になって個人株主の増加や、株式の持ち合いの解消などにより、多くの企業が株主総会を高く位置づけている。総会後にイベントや懇親会を設ける企業もある。  また、その他のコーポレートガバナンス(企業統治)の方策としては、社外取締役の導入などもある。


出典:『最新図説現社』浜松書店

(yaem)


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