サザエさん症候群
出典: Jinkawiki
サザエさん症候群は、日曜日の夕方から深夜、特に18時30分からフジテレビ系列で放送されるアニメ『サザエさん』を見た後、翌日からまた通学・仕事をしなければならないという現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。
症状
「サザエさん症候群」の定義は、おおむね2通りに分かれる。
①一般的には『サザエさん』が終わり、休日の終わりを実感すると憂鬱になる状態である。気分が沈み無気力になって、夕食の後片付けや翌日の準備が手に付かなくなる。人によっては軽い体調不良や、頭痛などを訴えることもある。
②一方で、一人暮らしの若者がサザエさんを視聴することで軽いホームシックを患う場合や、サザエさんが描く幸福な家庭像と現実の世界を比較し深い失望感に陥る感情である。
ひどい時には、精神的なこともあって頭痛を患って吐き気を訴える可能性もある。
概説
主に学生や会社員など、月曜日から学校や勤務が始まる人に起こりうる症状である。ごく軽度のうつ病の一種とする説もある。ただ夏休み中や冬休み中などの長期休暇の場合は翌日の月曜日も休みのため、発症しないこともある。
この症状は休日の終わり、仕事の始りを実感し憂鬱になるものであり、それらを概して呼ぶために比較的認知されやすい言葉を用いて説明しているに過ぎない。そのため日曜日が休日ではない職種の人、サザエさんの放映がない地域の人が覚える休日の終わりによる憂鬱感でも、こう呼称して問題はない。世界的にBlue Mondayは休日明けの物憂い月曜日として誰しも経験し、広く認識され、かつ言われることである。
サザエさん症候群になりやすい人
・休日は自宅に引きこもっている人
・コミュニケーションが希薄な人
・趣味がない人
いづれにせよ、サザエさんという番組の視聴により起こる症状ではなく、休日の終わりを実感すると起こる症状なのでストレスを上手に発散することは症状の軽減に効果があるとされている。サザエさんを視聴しないように心がけても症状が軽減されるとは言い切れない。
<参考>
taka